NX総研・野村不動産・Mujin Japan、カートラックの自動化機器導入へ実証
- 投稿日時
- 2025/07/07 09:00
- 更新日時
- 2025/07/07 09:00

NX総合研究所、野村不動産、Mujin Japanの3社は6月3日、経済産業省が推進する「令和6年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(物流施設の自動化に資するカートラックのモデルケース創出)」の一環として実証実験を実施したと発表した。
卸売業・小売業・運輸業などのサプライチェーンで使用されるカートラックを対象とした自動化機器の導入や最大活用を目指し、カートラックの標準的な仕様や使用環境、運用方法などの環境整備のモデルケース創出に向けたもの。NX総研が事業全体の取りまとめを行い、野村不動産がAGV・AMRなどによる搬送を、Mujin Japanが積付けの自動化を担当した。
3社は本実証によって、カートラックを自動搬送する際の連結数や積載方法などに対して搬送時間の短縮や安全性の確保の観点から示唆を得ると共に、ロボットをはじめとした自動化機器にとって適したカートラックのサイズについても知見を得たとする。Mujin Japanの荒瀬勇取締役CEOは「日本が直面する人手不足の問題の解決に向けて一歩前進できた」とコメントした。
(日本物流新聞2025年6月25日号掲載)