【なんとか重工】模様が消える！？金属の超精密極細カットの秘密。

なんとか重工

不思議ブロックの種明かし―工作機械の実力！

チャンネル登録者数12万人を超える（24年４月現在）人気のモノづくり系ユーチューバー「なんとか重工」のトンコツさんが、「不思議ブロック」がどうやってできるのかを現場で見て関心・感嘆する動画がこれ。

ここで言う不思議ブロックとは―実は書くよりも、ひと目見る方が100倍、1000倍分かりやすいのだけれど—金属の立方体の「まったいら」な表面中央から別の金属体がひょっこり顔を出すというもの。どう眺めても立方体に過ぎないのだけれど、実は限りなくゼロのクリアランス（隙間）で、別の物体（動画では美しい金属の桜の花びら）が嵌め込まれているのだ。そう、精密機械の展示会などで目にした方も多いはず。

さて、どうやって作ったか？　トンコツさんの6歳の息子はレーザーで、といったがこれは違う。糸ノコ…なんかで出来るわけない。答えはワイヤ放電加工機で精密切断加工し、平面研削盤で研いで表面から隙間をみえなくしたものだった。

トンコツさんはワイヤ放電加工機の実機と不思議ブロック加工の様子を、メーカーである牧野フライス製作所の工場を訪ねて熟視。ワイヤ加工機の魅力に感じ入り、ワイヤ加工専業の町工場も訪ねるのでした。