けんかっ早いけど人が好き Vol.34
このところ、地方に行く仕事が多い。日帰りが十分可能であるにもかかわらず、ここぞとばかりに宿をとり、散策ができそうな場所を見つけてはカバンに運動靴を忍ばせる。今年の夏の暑さは我慢の限度を超えていたが、最近はだいぶ歩きやすくなってきた。そして、...
けんかっ早いけど人が好き Vol.33
クルマから出される音のひとつに、ロードノイズがある。タイヤが路面に当たるときの音のことだ。タイヤは軽快に転がっているように見えても、実は路面にあたるときに音を出している。
けんかっ早いけど人が好き Vol.32
歩くのが好きで、外出先でも時間があればふらふらと歩いている。街を歩くもよし、遊歩道や自然公園などがあればもっといい。スマホの中には地図アプリが入っているので、どこになにがあるか知ることができる。本当に便利だ。
けんかっ早いけど人が好き Vol.31
スマホは単なる通信機器ではない。スマホの先にあるのは知の泉。そう、スマホは人体用後付けメモリーなのである。漢字辞典、英単語、時事ネタ、財布代わりの電子マネー。家族の携帯番号すら、もう私は覚えちゃいない。ぜんぶスマホ頼りだ。その大切な第二の脳...
けんかっ早いけど人が好き Vol.30
ドアを開けても全開にならないようにできるドアガードは、ホテルに泊まったときは必ずかける。以前、海外のホテルに連泊したとき、ハウスクリーニングの人にドアをいきなり開けられたことがあるからだ。ドアガード、大事! しかし、たまにこのドアガードが思...
けんかっ早いけど人が好き Vol.29
暑いと、なかなか寝付けない。眠りそのものも浅い感じがする。暑いときは夜もエアコンを適切に使えというのでオンにしたままふとんに入るけれど、モーターや風の音が結構、耳に障る。ついでに風が体にあたるのもいやなのだ。そう、こう見えて私は繊細なのであ...
けんかっ早いけど人が好き Vol.28
人は限定という言葉に弱い。期間限定。数量限定。〇〇店限定......。出会えた自分はなんて幸運。このチャンスを逃したら二度と手に入らない。まるで自分が選ばれた人のような気分になると同時に焦燥感も焚きつけられ、つい買ってしまうのである。
けんかっ早いけど人が好き Vol.27
私は背が高い。今も縮むことなく170センチを保っている。生まれたときは小さかったのに、小学六年生で168㌢に達する成長っぷり。今でこそ背の高い女性は多いが、40年以上前はそもそもそんな巨大な女は希少生物である。街に出れば周囲の人は、下から上...
けんかっ早いけど人が好き Vol.26
雨の季節がやってきた。6月は子どもの事故が多発する。遅くなっても外が明るくて遊ぶ時間が長くなるからとか、小学生は新しいクラスに慣れてきたから(特に小学一年生)と言われているけれど、きっと雨のせいもあるのだと思う。
けんかっ早いけど人が好き Vol.25
うわ! 次の瞬間、ビシッという鈍い音がした。高速道路を走行中に石がふってきたのである。先ほどまできれいだったフロントガラスには、星型に亀裂が入っている。ガラスが私を守ってくれたと安堵したと同時に、車線変更をしておけば、あと数秒でも遅く通過し...
けんかっ早いけど人が好き Vol.24
日本が誇れるもののひとつはトイレである。ウォシュレットのついたトイレは世界の憧れであるのはもちろんだが、だれでも使えるトイレが駅や観光地など至るところにあることも素晴らしい。少し前までは汚かった公園の公衆トイレもずいぶんと使いやすくなってき...
けんかっ早いけど人が好き Vol.23
犬派である。中学生のころから捨て犬を拾ってきては飼っていた。犬のいいところは、その瞬間に全力投球することだ。打算がない。駆け引きもしない。損得勘定はもちろんない。餌をあげれば全力で食べる。散歩につれていくと全力で楽しむ。飼い主が悲しいときは...
けんかっ早いけど人が好き Vol.22
白湯は今でこそ、体によいものとして扱われているが、私のなかではずっと貧乏くさい飲み物という位置付けだった。単なる水を沸かしただけの、しかも少しさめたもの。これを貧乏くさいと言わずしてなんとしよう。
けんかっ早いけど人が好き Vol.21
目玉親父のような写真は、私の目である。眼科医院で撮影してもらった眼底写真。視神経が写っている。 緑内障という目の病気をご存じだろうか。白内障と名前が似ているが、表面のレンズが白濁するが手術で見えるようになる白内障に対し、緑内障は視神経に異常...
けんかっ早いけど人が好き Vol.20
服に対する興味がない。学生時代はバイク雑誌ばかり読んでいたし、会社勤めを始めたときは制服があるし、なんたってバイク通勤OKの会社だったため、お洒落な服を買う必要もなかったのである。
けんかっ早いけど人が好き Vol.19
運転免許証を返納した。私ではない。両親である。
けんかっ早いけど人が好き Vol.18
東京消防庁の救命講習を受けてきた。正確には応急手当普及員の再講習である。普通救命講習、上級救命講習ときて応急手当普及員になると、だれかに教えることができるようになる。
けんかっ早いけど人が好き Vol.17
冬になると、地方に住む友人から段ボール箱が届く。毎年のお楽しみ箱である。中には、大根や白菜、里芋といった冬野菜がぎっしり入っている。すべて彼女が育てたもの。
けんかっ早いけど人が好き Vol.16
季節ごと行事は大事だと思う。年々、すさまじい勢いで過ぎてしまう一年を、ほんの少し立ち止まって感じることで、自分を見つめなおせるからだ。一月は正月。二月は節分。三月は桃の節句とお彼岸で、四月は花見。満開の桜を見るたびに、日本に住んでいてよかっ...
けんかっ早いけど人が好き Vol.15
80年代のバブル真っ盛りのときもバイクで走りまわっていた私にとって、クリスマスに華やかな思い出はあまりない。ゆえにクリスマスというと家族と食べたクリスマスケーキを思い出す。私が子どものころ生クリームはまだなく、チョコレートコーティングに濃厚...
けんかっ早いけど人が好き Vol.14
先日、国連の気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開催された。
けんかっ早いけど人が好き Vol.13
毎年、秋にロングドライブに行く仕事がある。時期も行く場所も自分で決めていいので紅葉のタイミングを狙うのだが、ことごとくはずしてしまう。夏からの気温の変化や、その地域の紅葉情報をぎりぎりまで見極めて向かうことができればいいのだが、それでは宿が...
けんかっ早いけど人が好き Vol.12
交通事故のときに現れる消防隊(救急隊を含む)はどんなときもヒーローに見える。世の中に消防ファン、消防マニアと呼ばれる人たちがいるが私もその一人だ。
けんかっ早いけど人が好き Vol.11
第一回のこのコラムでも書いたとおり、私は道を走ることが好きだ。