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業界統計

9月の鍛圧機械受注は18%減、300億円超が2カ月連続

投稿日時
2024/10/28 10:08
更新日時
2024/10/28 10:12

 (一社)日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=長利啓正・コマツ産機社長)が10月8日発表した9月の鍛圧機械受注額(プレス系、板金系機械およびサービス・部品金型)は前年同月比18.4%減の362億4300万円だった。大型・超大型プレスと板金機械が全体を引き上げ8月に続き300億円超えとなったが、2カ月ぶりに減少した。工業会は「9月は半期末の影響もあり(水準としては高いが)、下期がこのままの水準で推移するかどうかは不透明」としている。

 プレス系機械は同20.3%減の148億円。このうち小型プレス(2.2倍)、超大型プレス、油圧プレス、フォーミングが増加したが、中型・大型プレスは減少した。板金系機械は同24.6%減の133億円。パンチング(40.0%減)ほかレーザー・プラズマ、プレスブレーキ・シャーが軒並み減った。
 サービス・部品金型を除いた機械合計で見ると、内需は30.1%減の178億円。鉄鋼、金属、一般、輸送、電気向けが軒並み減少。外需は4.3%減の103億円。東南アジア向け(9.8倍)、インド向け(2.3倍)が増え、北米向け(76.1%減)ほか中国、韓国、欧州向けは2ケタのマイナスに。

(日本物流新聞20241025日号掲載)