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業界統計

7月の鍛圧機械受注、14%減の231億円

投稿日時
2025/08/25 09:32
更新日時
2025/08/25 09:33

内需が3割減に

(一社)日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=磯部任・アマダ会長)が8月8日発表した7月の鍛圧機械受注額(プレス系、板金系機械およびサービス・部品金型)は前年同月比14.8%減の231億1100万円と2カ月ぶりに減少した。板金系機械が5カ月ぶりのマイナスとなり、これまで比較的堅調だった内需の落ち込みが作用した。工業会は「7月は展示会(MF-TOKYO)もあり、国内の営業活動に影響があったものと推察され、以降の商談刈り取りに期待する」としている。

プレス系機械は同1.4%減の82億円。このうち小型プレス、油圧プレス、フォーミング、自動化装置が増え、中型・大型プレスは減った。板金系機械は36.7%減の72億円。このうちパンチング(46.2%減)、プレスブレーキ・シャー、レーザー・プラズマ(47.1%減)が軒なみ減った。

サービス・部品金型を除いた機械合計で見ると、内需は27.2%減の86億円。輸送向けのみが増え、鉄鋼、金属、一般、電気向け(72.8%減)が減った。外需は13.6%減の68億円。中国(60.1%増)、東南アジア(2.1倍)、インド向け(65.2%増)が増え、北米(55.7%減)、韓国(49.2%減)、欧州向けは減った。

(日本物流新聞2025年8月25日号掲載)