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業界統計

6月の鍛圧機械受注、5%増の311億円

投稿日時
2025/07/25 10:23
更新日時
2025/07/25 10:24

国内需要がけん引

(一社)日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=磯部任・アマダ会長)が7月8日発表した6月の鍛圧機械受注額(プレス系、板金系機械およびサービス・部品金型)は前年同月比5.3%増の311億200万円と3カ月ぶりに増加した。

板金系機械とサービス・部品金型はプラスとなったがプレス系機械は前年割れとなり、工業会は「国内がけん引している状態であり、輸出は自動車関連が関税問題もあり、先行き不透明が続く」と見る。

プレス系機械は同6.2%減の108億円。このうち小型プレス(2.7倍)、超大型プレス(57.4%増)、自動化装置が増え、中型・大型プレス、油圧プレス、フォーミングは減った。板金系機械は22.0%増の124億円。このうちパンチング(74.7%増)、プレスブレーキ・シャー、レーザー・プラズマが増えた。

サービス・部品金型を除いた機械合計で見ると、内需は32.8%増の130億円。鉄鋼(78.4%増)、金属、一般、電気向け(2.1倍)が増え、輸送向けが減った。外需は14.1%減の102億円。中国(2.4倍)、韓国向けが増え、東南アジア、インド、欧州(57.1%減)、北米向けは減った。

(日本物流新聞2025725日号掲載)