業界統計
6月の工作機械受注、3.6%増の1283億円
- 投稿日時
- 2025/09/11 14:57
- 更新日時
- 2025/09/11 14:59
(一社)日本工作機械工業会(坂元繁友会長=芝浦機械社長)が8月21日発表した7月の工作機械受注額(確報値)は、内外需あわせた総額で前年同月比3.6%増の1283億5700万円だった。

うち内需は前年同月比0.7%減の354億4600万円。上期の期末効果や各種補助金の採択効果が剥落し、前年同月比は4カ月連続減少となった。業種別に見ると、自動車は前月比で2カ月連続、前年同月比も4カ月ぶりに増加した。また航空機・造船・輸送用機械は前月比・前年同月比とも増加した。
外需は同5.3%増の929億1100万円。先行きリスクが意識され、若干硬直的ながらも概して高めの受注水準が持続している。地域別に見ると、北米は建設機械や航空機でまとまった規模の受注があったが、前月比で2カ月連続、前年同月比で4カ月ぶりにそれぞれ減少し、5カ月ぶりの270億円割れ。欧州は前月比で3カ月連続増加、前年同月比も19 カ月ぶりに増加し、4カ月ぶりに160億円を上回った。
アジアは、中国が5カ月連続で300億円を上回ったほか、インドは4カ月ぶりの60億円超、ベトナムも2カ月連続で約30億円の受注が続いた。
(日本物流新聞2025年9月10日号掲載)