業界統計
6月の工作機械受注、0.5%減の1332億円
- 投稿日時
- 2025/08/07 16:06
- 更新日時
- 2025/09/26 09:17
(一社)日本工作機械工業会(坂元繁友会長=芝浦機械社長)が7月23日発表した6月の工作機械受注額(確報値)は、内外需あわせた総額で前年同月比0.5%減の1331億6300万円だった。

うち内需は前年同月比2.3%減の398億6900万円。3カ月ぶりの350億円超となった。補助⾦の採択効果や、⼀般機械、⾃動⾞、電気・精密機械での増加も、基調は横ばい圏内で推移している。
外需は同0.3%増の932億9400万円。前年同⽉⽐で9カ⽉連続増加し、10カ⽉連続の800億円超え。主要三極はアジアが前年同月比で15カ月ぶりの減少。北米は前月比減も5カ月連続の250億円超、欧州は2カ月連続の150億円超と堅調を持続している。
日工会・坂元会長は先頃合意した日米関税交渉について「自動車関連のサプライチェーンでは設備投資計画を見送る声が数多くあったが、先送りされていた設備投資が動く」とした一方、米中対立について「日本から中国への輸出規制などが別の形で圧力としてかからないよう、輸出管理を含めてしっかりやっていかなければならない」と警戒感を示した。
(日本物流新聞2025年8月10日号掲載)