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業界統計

6月の鍛圧機械受注

13%減の295億円 2カ月続けてマイナス

(一社)日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=長利啓正・コマツ産機社長)が7月8日発表した6月の鍛圧機械受注額(プレス系、板金系機械およびサービス・部品金型)は前年同月比13.4%減の295億3400万円と2カ月続けて減少した。プレス系、板金系、サービス系のすべてでマイナスとなった。工業会は「コロナ明けの2022、23年ほどの勢いはないが、世界経済の不透明感がある中で堅調に推移している感もあり、後半の伸びに期待したい」と見る。

 プレス系機械は同8.5%減の115億円。このうち大型プレス(2.7倍)、油圧プレス(76%増)が大幅に増えたが、小型・中型・超大型プレス、自動化装置は減少した。板金系機械は25.4%減の102億円。このうちレーザー・プラズマ、プレスブレーキ、パンチングは2ケタ減となった。サービス系は微減に。

 サービス・部品金型を除いた機械合計で見ると、内需は36.0%減の98億円。鉄鋼向けのみプラスで、輸送、金属、一般、電気向けは軒並み減少した。外需は8.6%増の119億円。北米向け(40.7%増)、インド向け(3.1倍)、韓国・台湾向け(35.9%増)が大幅に増えたが、中国、東南アジア、欧州向けは2ケタ減に。