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業界統計

5月の鍛圧機械受注、5%減の257億円

投稿日時
2025/06/25 09:40
更新日時
2025/06/25 09:42

板金系は回復基調

(一社)日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=磯部任・アマダ会長)が6月9日発表した5月の鍛圧機械受注額(プレス系、板金系機械およびサービス・部品金型)は前年同月比5.6%減の257億4600万円と2カ月続けて減少した。板金系機械は4割弱の増加となったが、プレス系機械とサービス・部品金型が減少。工業会は「板金系は3カ月連続のプラスとなり回復基調がうかがえるが、プレス系は自動車関係が関税問題による今後の成行きの不透明感が影響している」と見る。

プレス系機械は同32.8%減の83億円。このうち小型プレスのみが増えた。板金系機械は39.2%増の94億円。このうちパンチング、プレスブレーキ・シャーが大きく増え、レーザー・プラズマは微増に。

サービス・部品金型を除いた機械合計で見ると、内需は7.7%減の78億円。鉄鋼、電気向けが増え、金属、一般、輸送向けが減った。外需は6.9%減の99億円。中国、韓国、東南アジア、インド(2・3倍)、欧州向けが増え、北米、中南米向けは減った。

(日本物流新聞2025年6月25日号掲載)