業界統計
4月の鍛圧機械受注、5%減の273億円
- 投稿日時
- 2025/05/26 13:38
- 更新日時
- 2025/05/26 13:38
板金系は回復基調
(一社)日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=磯部任・アマダ会長)が5月13日発表した4月の鍛圧機械受注額(プレス系、板金系機械およびサービス・部品金型)は前年同月比5.6%減の273億2600万円と2カ月ぶりに減少した。板金系機械は増えたが、プレス系機械とサービス・部品金型が減り、工業会は「板金系は2カ月連続のプラスとなり回復基調の兆しがうかがえるが、プレス系は自動車関係が関税問題による今後の成行きの不透明感が影響している」と見る。

プレス系機械は同17.8%減の109億円。このうち小型プレス、大型プレス、油圧プレス、フォーミングが増え、中型プレス、超大型プレスは減った。板金系機械は同11.8%増の94億円。このうちパンチング、プレスブレーキ・シャーが増え、レーザー・プラズマは減った。
サービス・部品金型を除いた機械合計で見ると、内需は4.5%減の119億円。金属、一般、電気、鉄鋼向けが増え、輸送向けのみ減少。外需は8.8%減の84億円。韓国、東南アジア、欧州、中南米向け(同7.9倍)が増え、中国、北米、インド向けは減った。
(日本物流新聞2025年5月25日号掲載)