1. トップページ
  2. オピニオン
  3. (公財)大阪産業局 MOBIO事業部 田中 良典 事業部長 バラエティ豊かな製造業支援メニュー

オピニオン

(公財)大阪産業局 MOBIO事業部 田中 良典 事業部長 
バラエティ豊かな製造業支援メニュー

投稿日時
2026/02/23 15:00
更新日時
2026/02/25 15:12

国内最大級の常設展示エリアも

大阪府内のものづくり中小企業の総合支援拠点「MOBIO(モビオ)」。製造業の集積地でもある東大阪市にあるクリエイション・コア東大阪内に設置されており、2021年より、大阪府と中小企業支援財団である(公財)大阪産業局が共同運営している。常設展示や企画展、セミナーや産学連携、知財相談、ビジネス・マッチングを中心とした企業支援を、無料または低廉な価格で提供している。取材中も視察団体を専任コーディネーターがツアー形式で案内していた。MOBIO事業部長の田中良典氏に聞いた。

――MOBIOではどんな支援プログラムを受けられるのですか。

「中小企業の最新技術や製品を紹介する国内最大級200ブースの常設展示エリアをはじめ、産学連携や知財活用の支援、テーマを設けたセミナーなどを行っています。このほかビジネス・マッチングを通して企業同士の縁を繋ぐなど、幅広く手厚い支援メニューが特色です」

――ビジネス・マッチング支援にも色々ありますが。

「大きく分けて3つの事業を用意しています。『取引あっせん事業』は登録制で、量産・試作を中心とした外注先を即時に繋ぎます。サプライチェーンの再構築や中小企業の廃業・移転のなかで機能するベーシックなマッチングです。『B2Bネットワーク事業』は全国49の金融機関と連携し、金融機関の顧客企業に受注企業の開拓や調整、仲介が可能です。最後は『ビジネスマッチング推進事業』。これは紹介した後の企業同士がプロジェクトを生みだしていくまでに入り込んで、必要ならば大学や専門機関、大阪産業技術研究所(ORIST)を交えて技術開発を後押しする伴走型支援事業です」

「なかでも、B2Bネットワーク事業は珍しい形ですね。企業同士を繋げるというニーズは高く、色んな方法を模索する中で金融機関をパートナーとして一緒にやっていこうというアイデアを事業として打ち出しています。色々な選択肢を準備しているのは大阪の特徴かもしれませんね。それだけネットワークの数を広げる可能性があります」

――製造業のブランド力振興にも力を入れておられます。

「企業を表彰する『大阪ものづくり優良企業賞』や製品を対象とした『大阪製ブランド』を大阪府と連携して進めています。『大阪製ブランド』は自社製品開発の促進などを目的とし、認定製品のプロモーションは主に大阪産業局が担当しています」

MOBIO_常設展示場.jpg

国内最大級という200ブースが1階と2階に並ぶ常設展示場。各社の先端技術や独自技術を、専任のコーディネーターが詳しく解説してくれる

(日本物流新聞2026年2月25日号掲載)