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伊東電機、創業75周年迎えショールーム拡張

展示面積2.5倍、大型デモラインも設置

 伊東電機(伊東徹弥社長)は創業75周年を迎えた2月1日、東山第二工場(兵庫県加西市)内のショールーム「イノベーションセンター」を拡張リニューアルしたと発表した。展示スペースを従来(945平方?b)比約2・5倍の2345平方?bへ拡大したことで、大型機や背の高いデモラインも設置できるように。コア技術の紹介や搬送制御の実演を行う第一展示室(800平方?b)、パレット搬送・保管システムなどの大型システムを中心とした第二展示室(600平方?b)、ピッキング・ソーティングシステムを展示する第三展示室(945平方?b)など、用途別に3つの展示室を設けたことで来場者の目的に沿った見学コースの設定も可能になった。
 同社のコア技術「MDR(Motor Driven Roller)」を用いたパレット搬送システム「APPS」などの大型設備を展示するとともに、「需要が増加している」というMDRモジュールを組み合わせた自動仕分け機等、高速搬送システムの展示を強化した形だ。伊東社長は「このイノベーションセンターからハードとソフトを融合させた我々のMDR式マテハンを積極的に発信し、『働き方改革』の時代を『運び方改革』と言い換えられるようにその利便性を伝えていきたい。今回のリニューアルを飛躍の年と位置付け、2022年度のグループ連結売上高200億円の達成に向けチャレンジしていく」と展望を語った。
 リニューアルにより、これまで難しかった複数グループの同時見学受け入れも可能に。常設のセミナー会場で事例紹介やセミナーを定期開催するほか、実機を活用した搬送実験にも対応する。同社は「今後はオンライン見学を含め年間600社の来場を目指す」と攻勢を強める。

2021210日号掲載)