環境負荷・従業員負担・コストを低減
今夏も静岡製機の気化式冷風機「RKFシリーズ」に注目が集まりそうだ。酷暑が予想されているだけでなく、為替の影響によるエネルギー・電気価格の暴騰など、夏の厳しさは増すばかり。企業経営にとっては従業員保護やコスト低減だけでなく、地球への負荷低減も求められるなど負担は大きい。
RKFシリーズは電気使用量とCO2排出量を大幅に下げ、熱中症対策にも向くなど、一気に問題解消に繋がる点から大きな注目を受けている。水が蒸発する際の気化熱を利用して、周囲温度よりマイナス5℃涼しい風を広範囲に送り届けることができる。同社の調査では電気代をスポットエアコンの7分の1に抑えられるという。
昨年7月に発売したRKF306、406、506のαタイプは、消耗品交換のお知らせ機能や管理者以外の操作を禁止するキーロック機能、タンク取り出し時の床への漏水を防ぐ受け皿を標準搭載するなど、使いやすさを向上した。また、フロン排出抑制法の対象外のため3カ月ごとの簡易点検も必要ない点も導入を後押しする。
同社の担当者は「本体からタンクを取り出すことができ掃除が簡単に行える。工具なしで交換できる冷却エレメントは自動乾燥機能が付いているので、カビや雑菌の繁殖を抑制する。誰でも楽にメンテナンスできる構造になっている」と話す。一人用から大規模用途まで6機種ラインナップする。
(2024年4月25日号掲載)