
140種類の冷媒対応、作業デジタル化推進
圧倒的な低価格と多機能を備えた「デジタルMini マニホールド MS-100」。売れ行きが好調で、アナログタイプが依然と残る冷凍空調機器メンテナンス・冷媒充填・回収作業のデジタル化を進める
冷凍・空調機器のメンテナンス・冷媒充填・回収作業時に用いられるマニホールド。アサダが5月に発売した「デジタルMini マニホールド MS―100」が「飛ぶように売れている」という。国内の現場で使われているマニホールドのほとんどがアナログタイプで、計測機能や多機能を備えたデジタルマニホールドはアナログに比べ高価で導入が進んでいなかった。同社のMS―100は計測機能や多機能を搭載し、デジタルでありながらアナログタイプに近い低価格で提供している。
140種類の冷媒に対応(R407H/R463A/R463A-J/R513Aにも対応)しており、冷媒ごとにマニホールドを選定する必要もない。「必要な冷媒を本体にカスタマイズし、最大18種類まで登録可能、専用アプリと連携して入れ替えられ、アップデートすれば順次追加にも対応する」(同社)。スマホやタブレットを連携し、ロギング機能を搭載。専用アプリと連携してスーパーヒートやサブクールの計測などが可能で、ログやレポートの作成が可能。IP54で防塵・防滴機能を有し、屋外でも使える。圧力測定範囲はマイナス0.101~5.5Mpa。価格は2万9800円(税別)。
(日本物流新聞2025年9月10日号掲載)