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家中まるごとウルトラファインバブル

投稿日時
2026/01/22 09:42
更新日時
2026/01/23 09:45
家中の水をすべてUFBにできるPURE BUBBLE。シバタの中村明稔部長は「品番の『PB20C43L』は最近特に多く出ており、品番指定での相談も増えている」と売れ行きの勢いを表す。ピュアバブルは2月に西東京市にショールームをオープンし、訴求を強める。

高品質とコスパ◎で大手ハウスメーカーにも採用
ピュアバブル

近年、注目度が高まっているウルトラファインバブル(UFB)。1マイクロメートル未満の微細な気泡による洗浄効果や美容効果をもつUFB発生装置をシャワーヘッドや給湯機などに搭載した製品が好調で、企業の大きな売上増に貢献している。

このような中、UFB発生技術が誕生した数十年前から手がけてきたシバタ(愛知県北名古屋市)とメーカーのピュアバブル(東京都千代田区)、住宅設備機器を取り扱う富士幸(兵庫県西脇市:TEL.0795-23-5995)を代理店の窓口として3社が協業し、家中の水をUFB水にする「PURE BUBBLE(ピュアバブル)」を昨年1月から販売開始。シバタが開発したUFB発生ユニット「シバタエンジン」を住宅向けに開発したもので、水道管に装着するだけで家中の水がすべてUFB水になる。水の流速を瞬間的に加速し、UFBを瞬時に発生させる。

「昨年、大手ハウスデベロッパーに標準採用され全国の戸建て住宅への搭載が進んでいる。最近はハウスメーカーやマンションデベロッパーがUFBを取り扱う動きがかなり活発化しており来年、再来年以降は一般の方々への認知がさらに広がるとみる」とピュアバブルの小川慶営業部長は大きな手応えを語る。

UFBは目視できないほど微細で浮力が小さく、そのため浮上せず消滅しない。発生後も数週間~数カ月ほど水中に長期残存する特性がある。シバタエンジンはクルーザーの水栓機器や飲食チェーンの厨房、洗濯機・ポンプ・シャワーヘッドなどが大手企業に採用され、農業や各種製造業の産業洗浄など幅広い市場で実績を築いてきた。配管洗浄や、ぬめりの元となるバイオフィルムの抑制、油汚れの洗浄に強いUFBは住宅分野でも効果が期待できる。

材質には腐食や耐圧性に強い青銅を採用。「水道メーターと同じ材質のため異素材の組み合わせによる腐食リスクがなく、地中埋設も可能。幅広い環境に対応できる」(シバタ・中村明稔マーケティング企画部長)。また、大量生産が可能な体制により安価に提供でき、価格競争力も備える。

■使う度に水回りが清潔に

洗浄効果について「単体で洗浄力が大幅にアップするというより、UFBとの相乗効果で洗剤や水量、清掃時間など余剰分が削減できる」と中村部長は説明しながらも、シバタの実験結果では、排水管汚れの残存率の減少や水垢(スケール)の付着率の36.9%低減などの効果が示された。食器の汚れや菌が落ちやすく、節水も叶えられるという。湯を当てた後の肌の表面温度の保温や肌水分量が約29%アップするなど様々な効果も見込める。このほか「洗濯物がいい香りになった、部屋干し臭が低減したなどニオイの低減効果もお客様からよく聞く」(中村部長)という。

小川部長は「洗濯機の底の回転部の裏側についた汚れがUFB水により勝手に落ちたり、湯船の湯を抜く際にUFBが流れ、排水口にこびりついた水垢が徐々に落ちていくなど、洗浄力の差が長い期間で大きな効果に繋がる」と実験結果を説明。

「付加価値住宅としてハイエンド向けという狙いはあったが、ミドルクラスの住宅でも新築時ならば設置工事が必要なく、水回りを清潔に保て住宅機器の保全にも繋がり長期的に見ればコストメリットは十分。集合住宅でもリフォームでも取付けはもちろん可能」とコストパフォーマンスと品質の高さで浸透を図る。

90年代後半に始まったマイクロバブルを中心とした微細な泡の開発は日本発祥だった。計測技術の発展に伴い1㍃メートル未満の泡が計測できるようになりISOやJIS規格の制定が進み、技術が確立されてきた。近年にUFBを活用した住宅設備製品が上市され、市場と需要が加速している。

富士幸の藤田幸大代表取締役は「UFBを搭載した製品は展示会のたびに注目度が高まり、販売数量も伸びている。実績と確かなエビデンスがあるシバタのDNAをもつピュアバブルを広く届けたい。1カ所に取り付けるだけで水もお湯もUFBになり生活の質向上に貢献する」と話す。

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(日本物流新聞2026年1月25日号掲載)