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大阪産業局、広告配信ビジネスモデルを検証

5G×ロボット×画像認識AI

 (公財)大阪産業局はIoT・ロボットビジネス実証実験プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」として、「5G活用による広告配信機能を搭載した自動運搬ロボット検証」を1219日から25日にかけて大阪南港の複合商業施設・アジア太平洋トレードセンター(ATC)内で行った。
 実験に参加したのはサービスロボット開発を手がけるロボリューション、画像認識AI開発のフツパー、WEB広告制作のTOMORROW、ソフトバンクの4社。
 ロボリューションの自動運搬ロボット「ROBOLUTION02」に4Kモニターを設置し、ソフトバンクの5G回線を使用してATC内店舗の広告を配信。TOMORROWとフツパーが共同開発中のデジタルサイネージ検証サービス「MIWATASUシステム」を使って視聴数や視聴者の属性把握を行い、店舗への誘導率や広告効果を測定する。
 自動運搬ロボットは人が歩いた後ろを追従することで移動ルートを把握。これにより煩雑なルート設定が不要となり、決められた経路の走行を可能にした。またロボットに搭載された画像認識カメラは性別や年代をAIが把握しデータ化するという。
 4社は「今後は実証実験を通じて得た結果をもとに、5G4K画質のデジタルサイネージ、ロボットを組み合わせた広告配信モデルの実用化に向けて取り組んでいきたい」と語った。

2022110日号掲載)