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白山機工、JIMTOF2026で初のAMR連携・切り粉自動処理システム

投稿日時
2026/09/29 07:00
更新日時
2026/09/29 13:51
試作機の写真。チップコンベヤ直下に切り屑バケットを設置し、AMRが自動回収する

チップバケットを自動回収

白山機工はJIMTOFで、AMRと連携した「切り屑自動回収システム」を初披露する。

従来、切り屑処理の自動化手法としては、搬送コンベヤを長く繋ぐ集中管理ラインや、同社の「ポンプパックシステム」に代表される集中ろ過タンク方式があった。しかし広い設置スペースが必要で、配管やレイアウトが固定され、将来的な生産ラインの変更が制限される課題があった。同システムは既存のバケットとAMRを組み合わせることで、稼働中の工場レイアウトを大きく変更せず、省スペースでの後付け導入を可能にする。

同システムは切り屑を満載したバケットをAMRが自動回収し、反転装置(バケットリフター)に搬送して反転・排出する一連の動作を無人化する。AMRがコンベヤ排出口から満載のバケットを回収して反転装置内へ押し込むと、リフターが自動でバケットを上昇・反転させ、コンテナなどへ排出。なおコンベヤ排出口にはセンサー連動の自動開閉蓋(フリップトレー)を設けており、バケット交換時も蓋を閉めて切り屑を一時滞留させることで、加工を止めずに連続稼働できる。

金属切り屑を満載したバケットの総重量は300〜400㌔に達することもあり、人手による搬送が現場の大きな負担となっていた。コンベヤからリフターまで一貫設計できる強みを活かし、加工後の切り屑処理の完全自動化を目指す。同展では映像モニターやスケールモデルを用いて、構成を分かりやすく紹介する予定だ。



(日本物流新聞2026年9月10日号掲載)