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ABB、協働ロボット向け高精度機能

投稿日時
2024/11/06 18:00
更新日時
2024/11/06 18:00

軌跡精度0.03㍉

 ABBロボティクスは924日、協働ロボットGoFaシリーズで利用可能な最高レベルの精度を実現する新機能を発表した。その名も「Ultra Accuracy」。軌跡精度は0.03㍉メートルと市場における他の協働ロボットと比べて10倍以上の精度をもたせられる。
 この機能を備えたGoFaは出荷前に工場でキャリブレーションが完了し、最小限の設置・立上げ時間で製造ラインに導入することができる。用途としては民生用電子機器の製造における接着やシーリング、自動車部品のレーザー溶接、航空宇宙産業における複合材料の積層、金属加工工程における精密レーザー切断など。また3Dプリンティングで試作品を作成する際の積層造形層に対する正確な位置決めや、計測用途での精密な品質チェックにも使用可能という。
 同社の協働ロボット部門グローバルヘッドであるアンドレア・カッソーニ氏は「品質管理における基準からの最大許容誤差は縮小の一途をたどっている。そのため市場では、極めて正確な作業をこなすことのできるロボットのニーズが高まっている」と機能追加の背景を話す。

(日本物流新聞20241025日号掲載)