山善(深圳)工場のIoTを低コストで実現
- 投稿日時
- 2024/11/20 18:00
- 更新日時
- 2024/11/20 18:00
山善(深セン)有限公司は10月1日、中国IT企業と協業して開発したAI搭載IoTクラウドサービス「YAMAZEN Y-PLUTO Lite」をリリースした。山善が20年以上にわたり蓄積してきた設備のメンテナンス履歴を数値化、データベース化したものを利用し、クラウドあるAIシステムで設備からのアラーム信号を識別して最適解を抽出する。最適解はWeChat(中国版LINE)上に自動でプッシュアウトされる。
この機能を使うことで、山善は「設備の故障ロスを最小限に抑え、客先の生産性向上に寄与する。月額従量課金制のため工場のIoTを低コストで実現できる」と言う。利用料は標準機能で1日2元(約40円)、オプション機能は1日2元。GPS機能も搭載し、設備の位置情報をリアルタイムに入手することが可能なため、安全保障貿易管理(輸出管理)に有効なことも訴求する考え。山善はこのユニットを3年間で設備2万台に取り付けることを目指す。
(日本物流新聞11月10日号掲載)