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愛知産業、持ち運び可能な開先加工機

風力発電向けでも採用実績のあるポータブルフランジ加工機「FF5300」

国内初出展

 愛知産業は726日まで東京ビッグサイトで行われた「プラントメンテナンスショー」で「持ち運び可能」をキーワードにポータブル加工機などを提案した。
 風力発電向けでも採用が進む米クライマックス社製のポータブルフランジ加工機「FF5300」を実演展示。プラント配管に見立てた構造物をフランジ加工する様子に注目が集まった。同社の担当者は「これまでもプラントやインフラのメンテナンスに活用されてきたが、人手不足や生産性向上を目的に、現場に近いところで素早く機械加工するニーズが高まっている。本展示会のデモ機であれば誰でも10分ほどで組立て・設置し安定的に高精度加工ができるようになる。内径10?bを超える大型洋上風力向けにも納入するなど、新たな分野からの引き合いも出てきた」と話す。
 同社はパイプ形状の物であれば大径部品だけでなく、半導体製造工場などのサニタリー向けの小径部品向けのポータブル加工機なども揃える。本展でも近頃ラインナップに加えた英TAG社のパイプ切断・開先加工機を日本初披露。半設置型の切断・開先加工機「E-Z FABシリーズ」は、リングフレームとキャスター付きスタンドをはじめから備えているため、工場内を移動しながら配管加工を行うことができる。配管固定は連動チャックのセルフセンタリング機能によるため、ハンドルを回すだけで誰でも簡単に固定と芯だしができ、作業者は操作盤から素材と直径を選びスタートボタンを押すだけ。「パイプ形状部品の加工でお困りごとがあれば気軽に問い合わせいただきたい」と話す。

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国内初披露の半設置型の切断・開先加工機「E-Z FABシリーズ」

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