最適なタイミングのメンテへ
サンドビック(コロマントカンパニー)は3月1日、デジタルソリューション「CoroPlus」シリーズから「Coromant Capto 回転工具ホルダプラス」の国内販売を始めた。Coromant Captoのインターフェースを搭載した回転工具ホルダ内にセンサを内蔵し、ホルダの状態を可視化。DMG森精機、ヤマザキマザック、オークマの機種に対応したラインアップを展開する(適応回転工具ホルダがない場合もあり)。
センサが取得したデータはホルダに内蔵された通信ユニットからBluetoothで機外へ送信され、PC等で受信して専用ソフト上で可視化される。モニターできるのはスピンドルの振動レベルや回転数、回転方向、温度など。これらの情報をもとにメンテナンスが必要な時期までの残時間を表示するほか、振動レベルや回転数などの最大値の履歴をホルダごとに記録する機能も備える。定期的な点検でなくホルダごとの使用状況に応じた最適なタイミングでのメンテナンスが可能になり、メンテナンスの工数や突発的な停止リスクを減らせる。
(2023年3月10日号掲載)