YKK AP、米・新メーコン工場 操業開始
- 投稿日時
- 2024/02/02 18:00
- 更新日時
- 2024/02/02 18:00
旧工場から生産性2倍超に
YKK APは1月9日、現地法人であるYKK AP アメリカ社がジョージア州メーコン・ビブ郡に建設を進めていた住宅用樹脂窓を製造する新工場「メーコン工場」の操業が開始したと発表した。
新たなメーコン工場はジョージア州の中央に位置し、旧メーコン工場から車で約20分。これまで2カ所に分かれていた旧工場の製造機能をすべて移管し、樹脂窓の一貫生産体制を構築した。販売エリアである米国南部6州の住宅用樹脂窓増販に向け、製造供給能力強化と市場競争力のある製造供給体制を構築する。
製造ラインは既存の樹脂窓商品に加えて改良商品となる「StyleView Classic」の製造に向けた新設ハングラインなどの設備を擁し、樹脂素材の押出から窓の組立、出荷までを建屋の西側から東側に流す高効率なラインを構築した。日本の樹脂窓製造ラインで採用している自動化技術を展開し、生産性を現行から212%とする計画。ロジスティクス面でも、GTP(Goods To Person)やIoT 技術を導入し、作業者の移動やピッキング時間を削減するとともに、将来の自動搬送化を考慮した通路幅を採用するなど、今後の事業・商品戦略に合わせて柔軟に対応できる建屋設計になっている。
(2024年1月25日号掲載)