FUJI、新たな複合旋盤
- 投稿日時
- 2024/11/12 13:53
- 更新日時
- 2024/11/12 13:54
柔軟かつ高剛性
FUJIは、Y軸付1タレット複合旋盤「ACUFLEX 400S」の受注を始めた。同社が主力とする自動車部品加工向け旋盤の知見を活かし、柔軟性と剛性を重視。中種中量生産への移行を模索する自動車部品加工や、ロボット部品、半導体製造装置部品加工など様々な生産形態に応える。
同機は顧客が保有する他メーカー製複合旋盤の回転工具が使用可能で、予備品を共用できる。コンパクトだが最大加工径は460㍉で同サイズの複合旋盤を上回る能力。オプション装備で従来同等機種では難しかった右主軸での内径深穴加工もできる。左主軸は12インチ、右主軸も10インチまで搭載可能。右主軸のバック加工でも高負荷な加工に耐える「クラストップレベル」の剛性を確保した。スピードと剛性が高く切削時間の短縮に貢献する。
正面扉は885㍉と間口が大きく左右どちらにも開く構造で、必要箇所に最短時間でアプローチ・作業できる操作性も特長。
(日本物流新聞11月10日号掲載)