従来ポジ・ネガインサートの特長を融合
三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都千代田区丸の内3-2-3、TEL.03-5252-5176)は刃先振れ調整式鋳鉄加工用正面削りカッタ「WSF406W」を8月2日に発売した。低抵抗インサートと刃先振れ調整機能により良質な加工面と生産性を実現する。
従来の鋳鉄加工用カッタは刃先のコバ欠けを防止するためネガインサートのような刃先が強いものが使われてきた。だが近年、エンジンのシリンダーブロックや機械のベッド加工など比較的大きな鋳鉄の被削材に対しては良質な加工面と生産性が要求されるようになり、従来ポジ・ネガインサートの特長を融合した新製品の独自開発「両面Z形状」インサートはそれに応える。標準価格は税別11万1000円。
(2021年8月25日号掲載)