設置イメージしやすく
赤松電機製作所はAR(拡張現実)によるミストコレクターの提案活動を開始した。サイズだけでなく、製品を360度確認できるのが特徴。iPhoneやiPadから、アプリをダウンロードせずに無料で使える。
「オニカゼAR」の名称でスタートした。新型コロナウイルスの影響で訪問による寸法チェックが難しい場合でも、ユーザー側ですぐに検討できるようにした。使い方はQRコードを読み取った後、置きたい場所の床を認識するだけ。スライドで製品を移動させることもできる。
対象製品は「HVS?100」と「SMG?40R」。処理能力、サイズが異なる機種は拡大・縮小で対応する。カタログで見えない底面や排出部といった細かい部分も確認可能。展示会で直接実機を見せる機会が減少したことから、ユーザーだけでなく、販売店に対してもメールマガジンなどを通じて利用を呼びかける考えだ。
営業企画室長の濱部光広氏は、「設置イメージをスクリーンショット(画面保存)することで、提案書作成や社内検討にも活用いただける。生産ライン、工作機械の構造上、限られたスペースにどう設置するかもポイントになる。その一助になれば」と話していた。
(2021年1月25日号掲載)