ベト・比・印に照準
ソディックは食品機械の海外市場開拓を強化する。海外営業部門を新設し、本格的に東アジア・東南アジア・アメリカを中心に営業活動を展開する考え。食品機械事業における中期経営計画で2026年度に売上150億円・利益20億円の達成を目指す。
主力の製麺機と米飯製造システムの生産体制強化に向け、今年1月には中国厦門工場内で食品機械新工場が稼働した。11月には加賀事業所内に食品機械新工場が完成予定で、新技術の開発やコストダウンを図るなどして競争力を強化し、海外販路拡大に取り組む。
近年はコロナ禍で営業販売活動が制限される中でも、中国は販売会社を通して大規模なパック米飯設備の売買契約を立て続けに成約。一方、韓国は代理店の販売協力を背景にパック米飯設備、LL麺・冷凍麺・即席麺設備をコンスタントに販売してきたという。これまでは中国、韓国、台湾を中心に海外営業を進めてきたが、今後は未開拓だったベトナム、フィリピン、インドでの受注に狙いを定める考え。
(2023年7月10日号掲載)