砥材の目詰まりはビード除去や面取り、バリ取りなど仕上げ作業の効率を落とす原因。これに対し柳瀬は目詰まりを起こしづらいセラミック砥材「ハッピーファイバーディスク」を提案している。タフで高い切れ味が長く続くほか、オフセット砥石よりタッチが柔らかく振動が少ないため、火花が軽減される。
空冷式研磨ディスク「クールトップNEO」も目詰まりが起こりにくい。これはペーパーをブロック状に配置する独自構造で、自生作用(新しい砥粒が露出し研削性能を保つ作用)を高めたためだ。さらにディスクの回転時に基盤の隙間から空気を取り込み、摩擦熱の発生を抑える独自構造で焼けを防止。ワークを高品質に仕上げたい場面に適している。
(日本物流新聞2025年12月10日号掲載)