自動化、超精密、機上測定ニーズに対応
岡本工作機械製作所(石井常路社長)はリニアモータ駆動方式を採用したクロスレール昇降式CNC超精密ベッド平面研削盤「UDG?NCLiシリーズ」を発売した。「近年高まる自動化、超精密、機上測定、クラウニング研削などのニーズに応えるべく、設計から新たに開発した」(同社)という。
高精度位置決めと高速送りを実現するため、駆動方式にはテーブルリニアモータを採用。摺動面には市場最高級の面品位を実現する可変静圧スライドを採用し、「究極の平面加工を実現できる」という。新たに開発した静圧といし軸と旋回といし軸の2頭をクロスレールに搭載しており、工作機械部品などの平面・顎下加工を1サイクルで行えるのも特長だ。
といし交換のオプションとしてATC(Auto Tool Changer) による自動といし交換装置とフルオートといしバランス装置を用意。加工工程に最適なといしの自動交換から、といしバランス取りまで行える。機上測定オプションにも対応をしており、従来は測定が難しい大型加工物を1サイクル内で測定と補正研削を行え、大型加工の自動化と高精度化に貢献する。
Maxテーブルサイズは左右10000、前後3500、通過幅4500ミリメートル。
(2021年1月25日号掲載)