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新東工業、集塵機用フィルタから帯電防止仕様

新東工業(株)

 新東工業は、集塵機用難燃性カートリッジフィルタ「FRシリーズ」から帯電防止仕様を発売した。静電気による火災発生のリスクと、着火した延焼リスクの両方を低減する。燃焼性に関する試験(UL94V試験)で最高評価(V-0)をクリアしており、万が一の着火時においても、延焼による被害を抑えられる。
 静電気による粉塵火災を想定して開発した。着火源の一つとして、集塵機で捕集した粉塵とフィルタとの摩擦によって発生する静電気が挙げられるためだ。新東工業によれば、「集塵機のフィルタには着火リスクを低減させる『帯電防止機能』が求められており、当社においても、これまでは導電性素材を用いた『帯電防止フィルタ』を販売してきた」という。
 今回発売した仕様は、従来の帯電防止フィルタに独自の難燃加工を施している。そのほかにも粉塵火災の対策アイテムとして、湿式チャンバや早期火災検出システムを販売している。

2021825日号掲載)