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スーパーツール、作業時間短縮する仮設用狭締金具

投稿日時
2025/12/12 09:15
更新日時
2025/12/12 09:18

(株)スーパーツール

クランプ幅を狭めながらも、ふところを深くし肉厚を増して強度を保ったアイアンマン「AC28」

ふところ深く、コンパクト設計の新製品

仮設構造物の組立てや解体作業を効率化するスーパーツールの仮設用狭締金具「アイアンマン」。ボルトを締めたり緩めたりするだけでしっかりと鋼材の固定や解体ができ、面倒な穴あけや溶接作業が不要となる。特殊な技能なしで簡単に組立て・解体ができるため、作業時間を大幅に短縮できるアイアンマンはロングセラー製品として、乗り入れ構台やオーバーブリッジ、仮設橋など主に重仮設構造物の狭締に用いられている。このほど、アイアンマンシリーズからクランプ範囲9~28㍉の「AC28」が登場した。

「これまで売上げの多くを占めていた『AC36』(クランプ範囲9~36㍉)と『AC45』(同9~45㍉)、『AC50』(同9~50㍉)や、このほかAC50HAC60ALC型)から、さらにクランプ範囲を狭めたAC28は、『より小さな鋼材も奥行を持たせて挟みたい』というユーザーの要望に応じて展開を広げた」と技術開発部技術2課・永田孝之課長は話す。

AC36と質量は変えないまま、AC28は更にふところを深く設け、奥までしっかりとクランプできる。肉厚を増して強度も担保したコンパクトな設計が肝。また、持ち手となる部分に凹みをつくり、持ちやすさもアップ。アイアンマンのこれまでのデザインを踏襲しつつ、ブラッシュアップした設計が特長だ。また、「最適な熱処理を施し、強度と靭性を両立させた」(永田氏・以下同)。鋼材に直接当たるボルトの先端部は、高周波焼き入れによりさらに表面の硬度を高め、鋼材にがっちりとくい込む特殊設計としている。

ボルトを規定トルクで締め付けるだけで鋼材の固定が出来るため、作業者の熟練度に左右されない安定した作業が行え、穴あけや溶接しない鋼材は元通り回収でき再利用が可能。火気厳禁や電気が使えない環境下でも作業が行えるなど、建設現場から重宝されるアイアンマン。現場のニーズに応えたAC28は、さらに幅広い仮設作業の効率化をかなえる一品だ。

スーパーツール_AC28_使用例1.jpg

アイアンマンの使用例。鋼材の固定や解体作業の時間短縮化を叶える

(日本物流新聞20251210日号掲載)