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三井精機、本社で4年ぶり自社展

投稿日時
2024/02/13 18:00
更新日時
2024/08/19 13:18

三井精機工業(株)

4年ぶりの自社展に来場者が詰めかけた。

吐出量アップの新型コンプレッサー

 三井精機工業は12425の両日、埼玉県比企郡川島町の本社工場で主にコンプレッサー新製品を紹介する「MTF2024」を開き、販売会社やユーザーら約700人が訪れた。本社工場で開催するのは4年ぶりで、目標人数を達成した。
 最も目立つ位置に並べたのはオイル式コンプレッサー「ZgaiardX」の後継機(名称は未定)だった。7.5~37kW5容量で構成し、5~7月に順次発売を予定する。37kW機の吐出空気量は毎分735立方?bと従来機より5%アップし、同社は「5容量で吐出空気量はクラスナンバー1。インバータとベーシックタイプの計10機種で販売シェアアップを狙う」(佐賀良宏治営業本部長)と意気込む。従来オプションだった8台までの制御機能を標準にしたほか、6台まで簡易的に制御できる液晶モニターを2237kW機には標準搭載する。
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 (写真=新型オイル式コンプレッサー)

同社は工作機械と連携しCO2削減も狙う。展示した5軸マシニングセンタ「Vertex」にZgaiardXを横づけし、細かく出力制御できることを示した。川上博之社長は「機械の需要に合わせてコンプレッサーの圧を上げ下げする。加工プログラムを先読みして行うもので、おそらく業界初」と力を込める。まだプロトタイプのオプション機能だが、今夏までの発売を目指すという。
 MTFは名古屋(21415日)、大阪(367日)でも順次開催する。

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(写真=工作機械と連携し細かく圧力制御できることを示す川上博之社長)

2024210日号掲載)