ナブテスコ、精密減速機年産200万台へ
- 投稿日時
- 2022/03/18 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
26年、浜松市に第3工場
ナブテスコは、2020年に用地取得した浜松市第三都田地区に精密減速機の新工場を建設する基本スケジュールを決定した。第1期工事(延床面積4万6900平方m)は、22年秋に着工し、23年9月に建屋が竣工する予定。竣工後に生産設備を順次整え、26年時点で精密減速機の定時生産能力を現行約2倍の年産200万台に拡大する。
中大型産業用ロボットの関節用途向けに生産する。26年までの投資総額は約470億円。省人化・自動化ニーズが今後もさらに増加すると予測されることから、浜松市に3拠点目の工場建設に踏み切った。
新工場は、最先端の物流システムを導入。高効率設備に加えて、自動化、デジタル、AIを駆使したスマート生産の実現とともに、ESG課題に積極的に対応する省エネと創エネ技術などを活用してカーボンフリー工場の構築を目指す。ナブテスコによれば、「災害時のインフラや緊急避難場所の確保により、隣接地域にも安全・安心を提供する」という。
(2022年3月10日号掲載)