ショールームやR&Dテストの拠点に
サンドビック(本社:スウェーデン・日本法人:名古屋市西区)はこのほど、名古屋市中川区に「サンドビック・コロマント・センター名古屋」を新設すると発表した。同施設はR&Dテストや顧客プロジェクトの中心的施設と位置付けられており、欧州や北米、ブラジルなど世界各地に設けられている。日本への設置は今回が初めてとなり、2024年3月末までの開設を目指すという。
同施設は世界中の人々へ機械加工のデモンストレーションを配信できる「デジタル・ライブ・マシニング・システム」を備える。セミナールームや総合ショールーム、最新の工作機械なども配置され、デジタル加工ソリューション「CoroPlus」の最新情報も紹介される。断熱性の高い建材や日差しを有効に使う間取りで消費電力を抑え、同社のサステナビリティ戦略に沿ったものとする計画だ。
サンドビックの山本雅広社長は「日本でサンドビック・コロマントのブランドをさらに強化し、競合他社と差別化を図って市場機会を獲得するには営業本部のある名古屋にセンターを新設することが極めて重要。お客様やパートナーに完全一体型の顧客サービスを提供できるようになる」とコメントしている。
(2023年6月10日号掲載)