
微小ワークの高速搬送
THKは7月28日、電子部品業界向けピック&プレースロボットの小型ヘッドモデル「PPR2-LR」の受注を始めた。微細・微小なワークを吸着して高速搬送するのに向く。
PPRシリーズはベースへの移載や組立を素早く正確に行うためのロボット。昇降や回転といった基本的な動作に加え、ワークにかかる力を測定する力センサーをはじめとする各種センサー、電磁弁、制御モジュールなどを取り揃える。
従来の「空圧ユニット一体モデル(PPR-LR)」に比べヘッド部分の体積を33%削減したことで、これまでスペースの問題で搭載することができなかった装置にも導入可能。新機構によりシャフト先端の軸振れ精度を5ミクロン以下に向上した。
(日本物流新聞2025年8月10日号掲載)