タカミヤ、足場運搬ロボのレンタル開始
- 投稿日時
- 2025/07/31 09:00
- 更新日時
- 2025/07/31 09:00

工数1/3に
タカミヤは建設向けロボットを手がける建ロボテックと共同開発したパイプレール運搬ロボット「TLEVER(トレバー)」のレンタルを7月に始めた。建設現場での足場などの資材運搬を自動化することで、建設業界が直面する深刻な人手不足の解消につなげる。タカミヤの実証実験では、同製品1セットで作業員約10人分に相当する資材を運搬でき、橋脚補修工事のブラケット運搬で従来と比べ工数を3分の1に低減した。
タカミヤの調べによると足場作業では約70%が部材の運搬に費やされているという。天井が低い場所で資材を人力で運ぶのは負担が大きく、部材の形状も多様で重いため一度に運べる量にも限りがあった。
トレバーは1台28kgで重機を使わず人力で設置でき、最大500kgの資材を積載できる。バッテリーは実働8時間持続。独自開発のパイプレール上を走行するため、ぬかるみや凹凸のある不整地でも安定して稼働ができる。
(2025年7月25日掲載)