燃料タンク不要
デンヨー(東京都中央区日本橋掘留町2-8-5、TEL.03-6861-2270)は4月1日、都市ガス仕様の非常用自家発電装置(保安用)「NEG POWER(ネグパワー)」を発売する。
同社はLPガスや軽油を燃料とする非常用自家発電装置を販売してきたが、都市部ではLPガスの導入が進んでおらず、供給エリアが限られるとともに、燃料タンクスペースの確保が必要だった。
東日本大震災以降、「BCP設備」として非常用自家発電装置の長時間運転の要求が増える中、都市部を網羅する都市ガスに着目し開発した。燃料タンクなどを必要とせず、長時間運転できる。また、停電してから送電まで40秒、全て自動で行えるとともに、精密機器負荷に対応する高性能発電機も搭載している。最大32台の平行運転も可能。
三相の「NEG-40UST」と単相の「NEG-31USXT」の2機種。価格は1850万円(税抜き)。
(2022年2月25日号掲載)