髙丸工業、蔵前高校で出前授業
- 投稿日時
- 2026/01/07 11:14
- 更新日時
- 2026/01/07 11:16
教室から遠隔でロボット溶接
髙丸工業は12月18日、都立蔵前工科高校で出前授業を行った。機械科ロボティクスコースの2、3年生を対象に講義と実技で構成。生徒らは同社が開発した遠隔溶接システムを一人ずつ体験した。
講師を務めたのは髙丸工業の髙丸泰幸専務取締役。講義は産業用ロボットやロボットSIerとは何かから始まり、同社が納めた自動化システムを組む際の考え方や特長を動画を交えて紹介。髙丸専務は「自動化するにあたり作業者の動きをそのままロボットに置き換えるのではなく、製造手順を積極的に変えることが大事。時には顧客と意見の相違もあり、バトルが絶えない大変な仕事」と笑いを誘った。
実技では髙丸専務が第二子の誕生をきっかけに自ら開発した遠隔操作溶接ロボットシステム「WELDEMOTO」を生徒らが操作し、兵庫県西宮市にある同社工場の溶接ロボットを実際に動かして溶接をした。
このシステムはパソコンのマウス操作でCGのロボットを動かし、溶接トーチの角度を入力する。この指示を受けて実在する溶接ロボットは指示どおりに動くが、その際、溶接個所をセンシングし必要に応じて補正したうえで溶接作業に移る。
同社の出前授業は今年2月の神戸市立神戸工科高校に次ぐ2件目。蔵前工科高校が2023年度に設置したロボティクスコースは都内で初の試みという。昨年から高校生ロボットSIリーグ(SIer協会主催のシステムインテグレーションの競技会)に参加し、24年は優秀賞、25年は最優秀賞を受けた。神戸工科高校での様子を記事で知った蔵前工科高校の増田泰治教諭が髙丸工業に依頼して今回の授業が実現した。髙丸工業は自動化を担う若者の育成や自社および業界の発展を目的に今後も授業を続けるという。
