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シロキコーポ、地中熱活用の空調システム

投稿日時
2024/06/18 18:00
更新日時
2024/06/18 18:00
地中熱活用のスポットエアコン「アースクール空調システムeco」設置イメージ

地球・職場環境に優しい

 電気代の高騰や環境対応によって再生可能エネルギーへの注目が一段と高まっている。太陽光、水力、風力などの取り組み方がある中、地中熱のエネルギーを利用した再エネ設備にも注目したい。
 建築材料メーカーであるシロキコーポレーション(愛知県名古屋市)の地中の熱を活用したスポットエアコン「アースクール空調システムeco」は、5?7.5?bの熱交換パイプを地中に埋め込むことで、環境対応と快適な職場づくりを両立する製品。
 1年を通じて約15℃ほどに温度が保たれている地下約10?200?bの地中熱を利用することで、夏は地中に放熱、冬は地中から採熱し暖房機の能力底上げに活用可能。地中に蓄えられた熱をエネルギー源とするため、天候などに左右されることがなく、1年中安定的に稼働できる。
 電気使用量は工場用の一般的なスポットエアコンに比べて約3分の1に抑えられ、環境にも会社経営にも優しい。排出される空気はパイプ底の水付近を通過する際に水に付着するため、粉塵除去率90%以上の空気清浄効果もある。
 施工も3週間ほどと短納期。外気温も電気料金も高まる今夏に向けて採用を検討したい。

2024610日号掲載)