日機装、三菱地所ホームと自動加湿システム開発
- 投稿日時
- 2022/05/20 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
衛生リスクを克服
日機装と三菱地所ホームは4月26日、三菱地所ホームの全館空調システム「エアロテック」向けに、日機装の深紫外線LED水除菌モジュール「PearlAqua」を搭載した「加湿システム」を開発したと発表した。
三菱地所ホームはエアロテック発売から27年、水使用における衛生・設備上のリスクから、加湿機能の追加を拒んできた。しかし、この度、日機装の水除菌モジュールの搭載とともに、自動制御技術を開発したことで、一転、加湿システムの導入に舵を切った。
仕組みは、エアロテック室内機と機械室内に設置した加湿システムを接続し、エアロテックのダクト部を加湿するもの。暖房使用時のみ作動し、室内湿度を40%~50%程度になるように制御することで、過乾燥・過加湿を抑える。一日一回すべての水の入れ替え、使用しない際は機内の完全乾燥を行う。使用する水は水除菌モジュールを通して循環させるため、ぬめりの原因となる菌やウイルス等を除去する。自動で給水・排水を行い、メンテナンスは年に1回と手間いらずだ。
販売価格(税込)はエアロテック1システムで344万5000円。4月26日より受注開始(納材は12月11日以降)。新築住宅のほか、リフォーム・エアロテック更新時でも設置可能。
(2022年5月15日号掲載)