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三菱重工工作、大型金属3Dプリンター

投稿日時
2020/11/24 15:27
更新日時
2024/08/19 13:20

日本電産マシンツール株式会社

高さ1m超の造形も

 三菱重工工作機械はパウダーデポジション方式の大型金属3Dプリンター「LAMDA2000」を開発した。最大造形サイズは2000×1500×1600ミリおよび2500×900×1000ミリ。高さ1m以上を造形できる金属3Dプリンターは国内初という。
 レーザー出力は1キロ、2キロ、4キロ、6キロワットから選択可能。航空宇宙分野向けの大型部品の造形を狙い、先行して発売した「LAMDA200」(最大造形サイズ200ミリ角)、「同500」(500ミリ角)の造形寸法を大きく上回る。来年4月の本格販売を目指す(販売価格は未定)。LAMDAは世界最高レベルの造形速度(毎時500cc)と、造形品質安定化に導く2つの新技術「モニタリングフィードバック機能」(カメラやセンサーで造形状態を監視)と「ローカルシールド機能」(造形中に酸素を排除して酸化を防ぐ)を世界に先駆けて実用化した。
 本機と平行して同社は切削機能をもつハイブリッド機(=写真)も開発中だ。門形加工機(MVRシリーズ)にガントリーを後から外付けし、その先に3Dプリンターのノズルを設置した(写真手前)。

2020725日号掲載)