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eve autonomy、現場端末のUI/UX刷新

投稿日時
2026/02/26 09:00
更新日時
2026/02/26 09:00
自動搬送ソリューション「eve auto」とソフトウェアの開発を担う帯津浩一グループマネージャ

誰でも迷わず操作可能に
物流効率化最前線:屋外搬送の自動化

フォークマンの確保が難しくなるなか、これまで十分に手が回っていなかった建屋間・屋外搬送にも省人化の波が押し寄せている。同分野を先陣を切り開拓してきたeve autonomyは「屋外自動化の先」を見据え、現場向け操作端末「eve auto DASH」を3月上旬にも刷新。誰もが現場の省力化に寄与できる操作体験へと改める。

屋外対応の自動搬送ソリューション「eve auto」を展開するeve autonomyは、現場向け操作端末「eve auto DASH」(以下、DASH)を3月上旬にアップデートする。車両の配車・送車といった基本操作を、これまでより少ない手順で実行できるUI/UXに改め、誰でも“迷わず押せる”運用を狙う。

DASHは本来、車両の停留場などにタブレットを置き、現場が必要なタイミングで車両を呼び出したり、送車することを想定してきた。そのため、自動搬送車やロボットなどの運用に慣れていない作業者でも操作できる必要があった。しかし、従前はホーム画面こそ直感的なデザインだったが、「呼び出しボタンを押した後は、行き先選択やスケジュール確認、発進手続きといった重層的な操作が作業者にとって高いハードルとなっていた」(同社・製品開発部 先進技術開発 グループマネージャの帯津浩一氏)。

一方、運用管理者などが使用する「FMSコンソール」を使用すれば、同様の操作は可能だが、現場で都度触るには腰を据えた操作が必要となる。帯津氏は「コンセプトはすごく良かったが、操作が複雑というところがあった」とし、本アップデートでDASH側の機能を拡張し、現場で完結できるよう操作方法を見直した。

eveTOP画面.jpg

「eve auto DASH」のトップ画面。「運行ルート選択」と「運行スケジュール表示」を追加した

新DASHのコンセプトは「最小限のタッチ操作で、思うように運用ができる」だ。これまでのトップ画面に「運行ルート選択」と「運行スケジュール表示」を追加。運行ルート選択を押すと、あらかじめ登録されたルートが一覧表示され、使用するルートを選択すれば配車が可能になる。「それぞれのルートには名前をつけたり、表示する色を変えたりすることもできる。迷いを減らすことで誤配車などのミス抑制にもつながる」とみる。

「屋外搬送には、荷受け・積出し作業者だけでなく、フォークリフト作業者や外部事業者など、異なるバックグラウンドを持つ人々が関わることになる。『今ボタンを押していいのか』わからず、都度管理者に確認していては、自動化設備を入れた意味がなくなってしまう」

屋外搬送の自動化ソリューションにおいても、屋内搬送と同様に参入企業が増えつつある今、先陣を歩んできた同社はさらに視座を上げ、屋外の自動化に現場の誰もが関われる環境構築に踏み出した。帯津氏が「センセーショナルではないが、現場にとっては非常に大事なアップデート」と指摘する通り、「eveを入れたい」と現場から声がかかるソリューションへと進化するための布石となりそうだ。



(日本物流新聞2026年2月25日号掲載)