風速17m/秒相当でも動作
冬本番を前に工場や倉庫のシャッターに注目したい。高気密性を維持し建物内の環境保持、省エネに大いに貢献するからだ。ユニフロー(東京都品川区)が昨春発売した高速シートシャッター「スムーザー」の新製品「RXシリーズ」(=写真)はそれだけではない。鋼製シャッターの15倍以上の高速開閉と強風下での動作が可能だ。
一般的なシートシャッターは強風時や室内外の圧力差があると、カーテン部分が大きくたわんだり途中停止したりすることがある。ところが耐風圧仕様のRXシリーズは下降時に従来機種比約1.5倍となる動作可能風速17m/秒(142Pa)、全閉時はより高い風速38m/秒(708Pa)を実現する。
便利な機能もある。従来はセンサが複数台必要だったインターロック運転(外気流入を最小限に抑えるため複数台のシャッターを交互に運転させる機能)が1台のセンサで可能になる「シンプルインターロック」や、安全性確保のため開閉速度の多段階化(低速化が可能に)、利用者の駆け込みを防ぐ下降前カウントダウン表示機能(オプション)付き。
(2022年11月10日号掲載)