キャステム、世界最小17万分の1スケールの福山城?
- 投稿日時
- 2022/04/22 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
全長0.2mm、3Dプリントで製作
その城、全長わずか0.2ミリメートル?。おそらく世界最小と思われる福山城を、このほどキャステム(広島県福山市)が製作した。0.2ミリメートルと言っても想像しづらいかもしれないが、日本人の髪の毛の直径がおよそ0.1ミリメートル。同社が作ったこの城が、いかに小さいものかがイメージいただけるだろう。
実物の17万分の1スケールの福山城の製作を可能にしたのが、同社が京都先端科学大学と共同研究を進める超微細3Dプリントサービスだ。積層2光子重合の3D造形技術とサブミクロンの分解能をもつIP樹脂を用いることで、従来製法では不可能だった形状や精度の製品製造を可能にするという。
ちなみにこの小さな福山城は、今年8月に築城400年を迎える福山城を盛り上げるために製作されたもの。3月28日に福山市に寄贈された。
(2022年4月10日号掲載)