物流不動産開発を手がけるプロロジスは、岡山県岡山市で開発中の物流施設「プロロジスパーク岡山」で、大和物流株式会社（大阪市）との賃貸契約を締結したと発表した。

岡山市内最大の賃貸用物流施設として開発中の同施設は、当初マルチテナント型物流施設として計画されていたが、2025年8月の竣工に先立ち大和物流が1棟すべて、約3万5000㎡を賃借することを決めた。

「早島 IC」まで約3.5km、「倉敷 IC」から約9kmに位置し、2時間圏内で中四国エリアの主要都市をカバーできる立地。約1万6600㎡の敷地に地上4階建ての物流施設として開発中だ。倉庫内はノンブレース構造を採用し、柔軟なレイアウト、マテハン計画に寄与する。また、床荷重は2t/㎡とし、飲料等の重量物にも対応可能な施設となる。

大和物流は同施設を、中四国エリアへの広域配送ハブとして利用する。関西と九州の中間地点に位置することから、「2024年問題」に対応するための拠点としても活用する予定だ。

なお同施設では、小規模拠点開設を希望する企業向けに「CROWD SPACE OKAYAMA（クラウド スペース 岡山）」というサービスを提供する。100坪以上で同施設の利用を希望する荷主等の企業はプロロジスのヒアリングを経て、条件が合致すれば大和物流とマッチングし同施設を利用することが可能となる。

（2025年1月25日掲載）