新東工業、IoTサービス「設備稼働モニタ」
- 投稿日時
- 2022/02/09 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:20
新東工業(株)
コレクタ接続で手軽に
新東工業は、製造業のデジタル化を支援するIoTサービス「設備稼働モニタ」を発売した。生産設備の稼働状況を見える化する提案で、Webアプリを通じてモニタリングできるようにした。
生産設備の制御装置(PLC)に稼働状況を収集するためのデータコレクタを設置する。新東工業によれば、最短5分で完了できるという。システム構成をシンプルにすることで工事費用を大幅に抑え、中堅・中小企業でも導入しやすい価格帯に設定した。タグ設定に必要な時間は、新東工業製の設備で1?2時間。即日からモニタリングを開始できるうえ、設定は管理者権限でいつでも変えられる。
アプリでは、日・設備別の稼働状況、設備の動作に関わるトレンドグラフ、設備・保全アラームなどの履歴を確認できる。最新データをグラフなどで確かめられるだけでなく、異常発生前にアラームで知らせる機能も備えた。保守点検のタイミングの通知も可能。設備点検・保全作業時の手順や対象部品をスムーズに確認できる点もメリットに挙げている。
アラームの発生と復旧時間の履歴を把握することで、設備課題の早期発見と対策につなげられるのも売り。稼働率向上に向けた改善活動、CO2排出量やエネルギーの削減を促進するサービスとしても提案する。
(2022年1月25日号掲載)