HCIが本社移転
- 投稿日時
- 2022/02/25 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
(株)HCI
新社屋内にカフェ開設
ケーブルなどの製造装置メーカーでロボットシステムインテグレーターでもあるHCI(2002年設立、社員51人)は1月5日、大阪府泉大津市にあった本社を同市東豊中町に移転し業務を開始した。同社の2021年度売上高は前年度比約1・8倍と過去最高となる見通しで、4月には新入社員9人を迎える運びにある。移転は事業拡大に伴うもので、これまで本社内にあった式内工場は独立した工場とした。今月稼働する下池田工場(岸和田市)を含めると製造拠点は4つになる。投資額は工場を含め約1億円。
移転を機に同社はI&R(インダストリアルマシナリー&ロボットシステム)、S&S(サービスロボット&ソーシャルシステム)、F&A(フード&アメニティ)の3つの事業部体制に移行。新たに加えたF&A事業部として1月27日、本社2階に社食でありカフェでもある「HCI ROBO HOUSE」をオープンした。奥山剛旭社長は「ずっと社食をつくりたいと思っていた。SIerらしくロボット・AIを利用して調理・給仕ができればこれまでの事業の延長線上で取り組める」と言う。
一般客も利用できるこのカフェはモーニング、ランチ、ティータイムメニューを提供する。食品ロスをなくそうとランチはウェブ予約制とした。調理する垂直多関節ロボット3台と配膳ロボット14台を店内に導入。来客へのテーブル案内や、注文した食品(カレーやパスタ、パン、飲み物など)の配膳、食事後の食器の回収もロボットが担う。メニューおよび予約はウェブサイト(https://robohouse.jp/)から。営業時間は午前9時30分から午後4時まで。
(2022年2月10日号掲載)