ビック・ツール（鳥取県西伯郡）の機械加工用ドリル「ゴールド月光ドリル」に注目が集まっている。特長は特許取得の三日月形の先端形状。独自の刃先形状により刃先が暴れずスムーズに切削できる。

難削材のステンレスの穴あけも鋭い切れ味で行え、貫通時の弾性変形が少なく、バリを抑えられる。また、バリの少なさだけでなく、安定した刃先がもたらす真円のキレイな仕上がりにより、下穴不要で作業が速くなると現場で重宝されている。　

「切削開始から真円を保ち、真円で抜けるためバリが少なく、加工面粗度も高い。切削抵抗が低減しドリルに熱が出にくいため穴個数の伸長にも繋がる」（同社）など多くのメリットを備えており、加工速度の高速化と高耐久性を実現する月光ドリルに、国内外で引き合いが広がっている。

（日本物流新聞2025年9月10日号掲載）