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ナガセインテグレックス、JIMTOF2026に5台の新機種

投稿日時
2026/09/29 15:06
更新日時
2026/09/29 15:07
超精密ロータリーマルチ研削盤「RGi-1200SLS2B-N5」。同一加工面積比で業界最小の設置スペース(同社調べ)だ

DDテーブル搭載の大型ロータリー研削盤など

ナガセインテグレックスは9月10日、JIMTOF2026に出展する新型機を公開した。今展では5台の新機種と、加工中の砥面を観察するシステム「GRIDE EYE」や砥石軸内のセンサーで加工中の抵抗を可視化する「NPXスピンドル」などを組み合わせたデモを見せる。出展機はいずれもマシンの理想構造を追求する独自の開発手法を採用。開発畑出身の新藤良太社長は「いずれも思いを込めて開発した機械揃い。我々は『責任ある積極開発』を掲げている。お客様の利益に貢献できる機械を責任を持って積極的に開発するという意味だ」と語った。

初披露の超精密ロータリーマルチ研削盤「RGi-1200SLS2B-N5」は、油静圧案内とテーブルのダイレクトドライブ(DD)モーター駆動を両立し、超精密な平面研削加工に加えて極めて高精度な割り出しと同期加工を実現する。水平砥石軸と干渉しない立軸スピンドルをオプションで付加でき、テーブル回転と同期して外周・内周の研削と平面研削をワンチャックで行える。大型ロータリー研削盤では「世界初」という3点支持構造を採用し、従来機と比べ動剛性を40%向上させた。砥石軸には18.5kWの高出力モーターを搭載し、高能率な加工を可能にしている。

超精密連続創成歯車研削盤「NGC-550BL3BS-N8」も初公開する。ワーク回転軸に油静圧案内を採用し、最大φ550までのワークを高精度に加工できる。ワークとドレッサーの自動交換により加工位置でのドレスが可能だ。創成歯車研削盤は通常、加工に油性研削液を用いるが、同機は独自の注水方法により水溶性研削液で油性と同等の加工性能を発揮。環境負荷の低減と省エネに貢献する。

ハイエンド機と位置づける超精密門形成形平面研削盤「SGX-126αSLS2-Zero3」は、3点支持構造を採用し従来機と比べ設置面積を50%削減する。会場ではGRIDE EYEやNPXスピンドルと組み合わせたデモを披露する予定だ。全軸に油静圧案内を採用し、同時6軸制御による自由曲面への微細加工が可能な超精密微細形状加工機「NIC-74 S6-N6」も出展する。

さらに同社は、平面研削盤に後付けできる高さ185ミリの薄型DDインデックステーブルも開発した。長瀬幸泰会長は「機械の持つ絶対運動特性を追求した当社のマシンは、導入後も陳腐化しない。従って薄型DDテーブルのような新機能を後から付加することで、絶えず進化させ続けることができる」と力を込めた。



(日本物流新聞2026年9月25日号掲載)