ワルタージャパン、最新被膜材種レパートリー拡張
- 投稿日時
- 2022/06/15 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
ゴールドカラーで機能性アップ
ワルタージャパンは最新世代工具材種 Tiger・tec Gold WSP45G の製品レパートリーを、チップ式ミーリング工具全体に拡充、4 月中旬より販売開始した。WSP45Gは、鉄系、ステンレス系および難削材ワークに最適な独自テクノロジーのPVDコーティングチップ材種であり、従来品に比べ約30~75%の工具寿命延長を実現する。
特殊な被膜構造を持つWSP45G は、最外層が明るいゴールド色のZrNトップレイヤーで、ワークピースとの摩擦特性に優れ、また肉眼での良好な摩耗検知を可能にした。
多層アルミナ(Al2O3)被膜を持つTiAINコーティングは、切削熱から母材を保護し、チップの耐熱性を高めるとともに、耐逃げ面摩耗性に優れる。薄膜のPVDコーティングにより、切れ味と耐熱性を両立しつつ、特に難削材の加工におけるパフォーマンスの向上を実現した。
「断続切削、ビビり傾向、長い突き出しなどの難加工および湿式加工に最適な材種となっている」(同社)
(2022年6月10日号掲載)